涙でいっぱいになったペットボトルのあらすじと無料視聴方法を紹介

2020年11月21日



「涙でいっぱいになったペットボトル」は2007年9月22日に公開された映画で、辻裕之氏がメガホンをとった作品です。

1970年代の韓国の貧民街で暮らしていた2人の男女・ションジュンとミジョンがおこなった些細なイタズラが、25年後に2人の運命を大きく動かす元凶となるのでした。

主演は元光GENJIの大沢樹生が担当、ヒロイン役には元WINK 相田翔子が抜擢され、20年間に芸能生活で初めてのヌードを披露したことで大きな話題となりました。

また、「涙でいっぱいになったペットボトル」は韓国と日本の合作でもあり、出演者はメインキャスト以外はすべて韓国俳優が担当しているのも特徴です。 

ここでこの作品のあらすじを見ていきましょう。1朝鮮戦争が一時停戦となった1970年、北緯38度線を境にして挑戦は南北に分断されました。

北朝鮮出身で韓国・ソウルに疎開をしていた7歳にションジュン(大沢樹生)は、母親と二人で小さなバラック小屋で暮らしています。このスラムは「ウサギ小屋」と呼ばれており、韓国の中でも貧民層ばかりが暮らす地区でした。

隣家にはミジョンという女の子とその一家が暮らしていて、ションジュンとミジョンは遊び友達という間柄です。ある日、この「ウサギ小屋」を訪れた日本人観光客に2人はイタズラを仕掛けるのですが、これが2人の運命を大きく動かすこととなります。

貧しい暮らしを経験してきた2人は大人になったら思いっきりお金を稼げるようになりたいと考え、25年後にションジュンは闇社会を牛耳る新勢力のリーダー、ミジョンは官僚や経済界の要人のみしか利用ができないクラブ経営者の地位を得ました。

金と権力を得た2人は、連絡を取ることもなく過去の貧しい暮らしとは無縁の生活を送っています。しかし、そんな2人の運命がある出来事をきかっけに再び重なり合い、命を懸けた逃避行を課すのでした。

2006年の韓国プサンでは、大手日本企業が新工場を建設する計画が持ち上がりました。この工場建設の誘致のために、ションジョンがまとめる九龍会は地上げ行為をして地元民を立ち退かせようと躍起になっています。

計画通りに事が進まず苛立ちを隠せないションジョンのもとに、宇佐美という日本人が尋ねていました。この男は25年前、ションジョンとミジョンがまだ幼い頃にイタズラを仕掛けたターゲットであり、そのイタズラのせいで片目を失う大怪我を負っています。

この事実をションジョンは知るはずもなく、宇佐美も当時の子供が大人になった姿が彼だとは知りません。2人はビジネス関係にあり、久しぶりの再会を祝してクラブへと繰り出すのでした。このクラブはミジョンが経営してるところで、25年ぶりに2人は再会を果たすのでした。

再会を喜びながらションジョンとミジョンは宇佐美を前にして「イタズラ」の話をして笑いに耽っているとき、宇佐美は無言のまま店を後にしました。

片目を失い、その後の人生も大きく変貌を遂げたことを脳裏に思い返しながら、宇佐美は2人に復讐をすることを決意して行動を起こします。そんな思惑の渦中にあるとは知らないションジョンとミジョンは、酒の力も相まって肌を重ねて深い眠りについているのでした。

翌朝目を覚ますと、ソウルの「ウサギ小屋」があった場所に建てられていた高級マンションの大火災を知らせるニュースが報じられています。このマンションはションジョンが大成した最初に手に入れたもので、母親が暮らしていたのです。

焼け落ちていく映像を見ながら言葉を発することもできないションジョン、さらにミジョンの携帯にも着信があり、父親の交通事故を知らせる訃報に愕然としていました。2人揃って同時間に肉親を亡くしましたが、これは宇佐美の復讐の序章に過ぎなかったのです。

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