蛇にピアスの無料視聴方法とあらすじを紹介

2020年11月23日

「蛇にピアス」は、2008年9月に公開された映画です。舌先ピアスと背中の彫り物によって豹変していくヒロイン「ルイ」を吉高由里子が演じており、ラブシーンではオールヌードになるなど体当たりの演技でも注目されました。

ストーリーは、毎日「生きている」という実感が持てずに、渋谷の街をさまよっている19歳の少女・ルリが、ある晩、一人で入店したクラブで「アマ」という男と出会ったところから始まります。

アマは赤い髪の派手なモヒカン刈りの男で、顔中にピアスをしており、舌は蛇のように先が割れている「スプリット・タン」の持ち主でした。「君も体を改造してみない?」というアマの誘いに反射的に頷くルイは、その日のうちにアマと男女の関係となり、アマの自宅で同棲生活をするようになりました。

後日、ルイはアマと一緒に彫り師・シバの店へと出かけました。シバは後頭部に竜の刺青を入れたスキンヘッドで、眉間や耳に動物の牙のようなピアスをしています。ルイはシバに舌ピアスを開けてもらいますが、舌に穴を開けるのは耳以上に痛いと言われるのに全く痛がらないルイを見たシバは、「お前の顔をみているとSの血が騒ぐ」とルイに興味を持ち始めます。

数日後、ルイは舌ピアスを開けたことやアマと出会ったことについて、親友・マキに会って話しました。しかし、マキは変な男に洗脳されているんじゃないか、とルイに言います。

そうではないことを説明しても分かってもらえないマキに、アマを紹介するから3人で飲みに行こうと誘い、渋谷の街に繰り出します。その帰り道、3人が渋谷のセンター街を歩いていると、2人のチンピラがルイとマキをナンパしてきました。

チンピラたちは女遊びがしたいらしくしつこく絡んでくるため、そのことに怒ったアマはチンピラたちに殴り掛かります。一人は逃げてしまったものの残った男を執拗に殴り続けますが、遠くからパトカーのサイレンが聞こえたため、ルイは必死にアマを制止してその場から逃げたのでした。

そんなある日、刺青にも興味を持ち始めていたルイは、刺青のデザインを考えるために一人でシバの店に向かいます。そこでルイは、アマの背中の刺青の竜とシバの腕に彫られている麒麟を合わせたデザインを依頼しますが、料金がいくらか尋ねるルイに、シバは費用の代わりに男女の関係を求めます。

ルイは迷うことなくあっさりとシバと関係を持ちますが、これ以降もシバの店に行くたびにアマには秘密で関係を続けるようになりました。ある晩、ニュースを見ていたルイは、先日アマが殴ったチンピラが指定暴力団の組員で、死亡したことを知ります。

ニュースで逃げた男の特徴として「20代半ばの男」「身長は175~180センチのやせ形」「赤い髪」と言っているのを聞いたルイは、コンビニに走り栗色の毛染め剤を購入し、アマの髪を染めるのでした。

ところが、アマは数日に亘って帰宅せず行方不明になってしまいます。アマが見つかることを祈りつつシバの元で暮らしていたルイでしたが、ある日シバの携帯に警察から横須賀でアマらしい男が死体で発見されたと連絡が入りました。

死体確認に向かった2人が見た死体は間違いなくアマで、死因は首を絞められたことによる窒息、体中にはタバコを押しつけられた跡があり爪は全て剥がされ、性器に線香が刺さった状態であったと刑事が告げます。帰宅したルイは、シバの戸棚に刑事が言った銘柄の線香とタバコがあることを見つけたのでした。

それからルイはシバの家を出ていくことを決めます。舌に開けたピアスと背中の刺青が自分にとってなんだったのかを知り、「もう大丈夫。シバがアマを殺したのだとしても大丈夫」と呟きながら、昔の自分を取り戻すように渋谷の街に戻っていく、というのが映画「蛇にピアス」のあらすじです。

      
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