名探偵コナン　ゼロの執行人あらすじと無料視聴方法を紹介

2020年5月4日2020年11月23日

「名探偵コナンゼロの執行人」は、劇場版『名探偵コナン』シリーズの22作目です。名探偵コナンの劇場版には、コナン以外の脇役の人物にもフォーカスする作品が多くあります。例えば「迷宮の十字路」「から紅の恋歌」では服部平次と遠山一葉が、「異次元の狙撃手」では赤井秀一がそれぞれクローズアップされていますが、「ゼロの執行人」では初めて公安警察の安室透がメインの1人として登場します。

物語は、サミット会場の爆発のシーンから始まります。開始早々の「これが、今回新しく作られたエッジオブオーシャンです！」というアナウンサーのセリフで、「ああ今回爆破されるのはこの建物だな…」とコナンファンなら気づくはずなのですが、そんな推測をしてる間もなく直後に爆発が起こります。劇場版コナンでは「瞳の中の暗殺者」「絶海の探偵」を除き、もれなく爆発のシーンがあることで有名ですが、映画開始から爆発までの時間は本作が一番短いのではないかと思います。

爆発に関しては警視庁での捜査により、爆発の原因が最新型の「ガス缶」にあること、そのガス栓はインターネットを介しての操作が可能であることが判明します。しかし公安警察により、現場から毛利小五郎の指紋が採取されたことが報告されます。今までありそうでなかった「容疑者毛利小五郎」の展開が、本作で初めて描かれることになります。また、それを裏付けるかのように探偵事務所では小五郎のパソコンからサミットの予定表、爆発現場の見取り図といった証拠が発見され、小五郎はその時の公安警察との接触から公務執行妨害で逮捕されてしまいます。コナンは公安の証拠捏造を疑い、安室を問い詰めるも、安室ははぐらかして答えません。コナンは安室に疑念を抱きます。

コナン、蘭、園子、妃英理らは、小五郎の無実を証明しようと奔走し、家族であることから直接弁護できない妃英理の代わりに、自ら手を挙げてきた橘境子という弁護士に依頼することになります。その頃、公安警察の安室と風見の間では、「例の件はどうなってる？」「2291を投入する手はずになっています」「2291投入成功」と謎の会話が行われていました。

コナンは公安の風見に盗聴器を仕掛けて情報を得る一方で、自分のスマホに安室透が遠隔操作アプリを仕掛けていたことにはまったく気づかず、コナンと公安の駆け引きは五分五分の様相を呈してきます。公安の会話から、コナンは安室が「国を守るために」小五郎に一時的に容疑をかぶせたことをなんとなく察します。

安室の手配で小五郎の容疑は晴れましたが、時を同じくして都内各地で電化製品が次々と爆発する『IoTテロ』が勃発します。その事件の背景には、橘境子弁護士が前年に弁護士事務所を閉じたこと、その原因が羽場二三一という事務員があるゲーム会社に侵入して逮捕され、その後自殺するという事件を起こしたことがありました。境子と公安の関係にもうすうす気づいていたコナンは、安室と合流し、一連の犯人を追うことになります。

本作のクライマックスは、火星から帰還する探査機「はくちょう」が落下するというシーンです。コナンと安室は、逃げ惑う人々の中にこの事件の犯人、日下部誠検事を発見します。しかし羽場が生きていることが阿笠博士の協力で証明され日下部は逮捕、はくちょうの軌道変更コードも伝えられます。しかし、通信状態の不具合により軌道修正は難しく、コナンの提案で安室はドローンによるカプセル爆破を決断、少年探偵団の活躍もあり爆破が無事に成功したところで映画はラストシーンに突入。カプセルの落下場所が蘭たちがいる場所に落ちる可能性が高いことを知ったコナンと安室は、安室の運転テクにより正面から突っ込んでくるモノレールも華麗に躱し、最後はコナンが蹴ったボールによりカプセルを海に落下させることができました。「僕の恋人は、この国さ」という安室のセリフで映画は幕を閉じます。

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